飲める水には何があるの

人が飲める水は、余分な成分が少なく、有害な微生物が含まれていないことが重要です。日本は北海道を除き、多くの川が中流以上であれば飲める水であったため、昔から飲み水に困ることがありませんでした。
火山付近や海水、塩分の多い川は余分な成分・有害な成分が多いため飲めないものもありましたが、今では環境汚染により飲めなくなった川の水もあります。
日本では厳しい水の水質検査を行い、水道水から安全な飲み水が供給されています。気を付けたいのは、個人で所有している井戸水の場合法的に水質基準が定められていませんので、必ずしも安全ではないということです。もしも井戸水を飲み水として使用するのであれば、残留塩素のチェック、大腸菌・細菌など水質検査は怠らないようにしましょう。
また、飲み水にはおいしいと感じる要素があります。まずは水温ですが、自分の体温よりも20~25度ほど低い場合に人は美味しいと感じるそうです。次に含まれる成分ですが、ミネラル分が1リットル中100mgほど、適度な硬度と炭酸ガス・酸素量も関係してきます。日本の水はほとんどが軟水で、硬水よりは後味もなく滑らかで飲みやすいでしょう。海外では硬水が多く、硬水の場合煮込み料理などに向いているとされています。